- 自分にあった専用のバトニング棒がほしい
- 価格が安いバトニング棒を探している
- SPF材でバトニング棒を作ってみたい
数多くのサイトの中から訪問していただき、ありがとうございます。
2018年からソロキャンプを続けている、腰痛ソロキャンパーの“ぐるにぃ”と申します🐾
![める](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2020/11/135c29526cb7c81be75cd1c052af3530.jpg)
バトニング棒はその場にある薪で代用されていますか?
薪を小さくするために欠かせない道具の一つがバトニング棒(バトン)です。
薪でもバトニングはできますが、形や長さがまばらで力がうまく伝わらなかったり手を痛めたりします。
そんなとき、専用のバトニング棒があるととても便利です!
でも適した木を探して削るのも大変そう、かといって数千円で買うのもちょっと抵抗が…
そこでスギより硬さがあり、加工しやすく価格も安いSPF材で自作したバトニング棒をご紹介します。
手頃なバトニング棒を探している方へ参考にしていただけたら嬉しいです♪
SPF材バトニング棒のスペック
![ストラップとパラコードを取り付けた先端側](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton45.webp)
![ストラップとパラコードを取り付けた持ち手側](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton46.webp)
- サイズ:全 長:250mm
- 打付け部分:縦76✕横57✕130mm
- 持ち手部分:縦38✕横19✕120mm
- 重 さ:約0.3kg
準備するもの
必要な材料
![机の上に置いたSPF材とダボと細ビス](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton01.webp)
- SPF材(1✕2):
- 幅38✕厚さ19mm
- 長さ910または1820mm
- 細ビス(ビス頭直径6mm):
- 30mm✕4本
- 40mm✕2本
- ダ ボ:直径6mm✕6個
使用する道具
- インパクトドライバー
- さしがね
- ノコギリ
- 玄翁
- ヤスリ・サンドペーパー
- 下穴ドリル(直径1.5mm)
- 木工ドリル(直径10mm)
- ダボドリル(直径6mm)
- 両面テープ(幅15mm)
- マスキングテープ
作業手順の概要
- 作業1切 断
必要な長さに切断する
- 作業2墨付け
ビスと通し穴の墨付け
- 作業3穴あけ
ひもを通す穴をあける
- 作業4ビス止め
ビス止めして固定する
- 作業5ダボ打ち
ダボでビスの頭を隠す
- 作業6完 成
ひもを通して完成
SPF材バトニング棒を作る
1.SPF材を必要な長さに切断
SPF材を250mm✕1枚と130mm✕4枚の長さに切断します。
➀寸法の長さにさしがねで直角線を引きます。
![さしがねで直角の線を引いたSPF材](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton02.webp)
➁ノコギリでSPF材を切断します。
- 250mm✕1枚
- 130mm✕4枚
③木口表面を軽くヤスリ掛けます。
![SPF材1✕2をノコギリで切断した断面](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton03.webp)
④木口の縁をヤスリで面取りします。
![ヤスリで面取りした絶断面の縁](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton04.webp)
面取りしないと欠けてくるので必ず行いましょう!
![必要な長さに切断したSPF材](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton05.webp)
- 合計の長さ:770mm
- 中央板:250mm✕1枚
- 打付け板:130mm✕2枚
- 側面板:130mm✕2枚
2.ビスとひも通し穴の位置を墨付け
➀打付け板にビスを打つ位置を墨付けします。
![ビス位置を墨付けした打付け板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton06.webp)
- 上下端から19mmと左端から20mm、右端から25mmに墨付けする
- もう1枚も同様に行う
➁側面板にビスを打つ位置を墨付けします。
![ビス位置を墨付けした側面板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton07.webp)
- 上下端から19mmと左右端から30mmに墨付けする
③中央板にひもを通す穴の位置を墨付けします。
![通し穴位置を墨付けした中央板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton08.webp)
- 上下端から19mmと端から20mmに墨付けする
- 反対側も同様に行う(ひも通し穴は直径10mm)
3.ひもを通す穴をあける
➀下穴をあけマスキングテープを貼ります。
![通し穴に下穴をあけた中央板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton09.webp)
- ビスの位置に下穴をあける
- 下穴周辺にマスキングテープを貼る
- 反対側も同様に行う
➁直径10mmの木工ドリルで穴をあけます。
![通し穴にあてた木工ドリル](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton10.webp)
- 片側から深さ10mmほど穴をあける
![木工ドリルで穴をあけた通し穴](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton11.webp)
- 反対側からも穴をあけ貫通させる
![面取りした通し穴の縁](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton12.webp)
- サンドペーパーで穴の縁を面取りする
4.上下の打込み板をビス止め
➀板の中心に印を付けます。
![中心に印をつけた中央板と打付け板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton13.webp)
- 中央板木口と打付け板両端の中心に印を付ける
- 反対側の木口ともう1枚の打付けも同様に行う
※打付け板の向きに注意!
![先端から25mmにビス位置を墨付けした打付け板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton14.webp)
- 上面の向き:端から25mmにビス位置がある打付け板
![先端から20mmにビス位置を墨付けした打付け板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton15.webp)
- 下面の向き:端から20mmにビス位置がある打付け板
➁両面テープで仮止めをします。
![木端に両面テープを貼った中央板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton16.webp)
- 中央板(打込み部分)木口に両面テープを貼る
![中心位置を合わせた持ち手側と打付け板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton17.webp)
- 持ち手側(中央板)の中心線と打付け板の中心を合わせる
![中心位置を合わせた先端と打付け板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton18.webp)
- 先端(中央板)の中心と打付け板の中心を合わせる
③ビスの位置に下穴をあけます。
![ビス位置に下穴をあけた打付け板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton19.webp)
- 中央板まで届くように下穴をあける
④直径6mmのダボ穴をあけます。
![ビス位置にダボ穴をあけた打付け板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton20.webp)
- 深さ10mmまでダボ穴をあける
⑤ビス止めして板を固定します。
![中央板にビスで固定した打付け板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton21.webp)
- 細ビス30mmで板を固定する
打付け板の固定完了!
![上下打付け板を固定した中央板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton22.webp)
※この状態では軽すぎるので側面板で重くします。
5.左右の側面板をビス止め
➀側面板に両面テープを貼ります。
![両面テープを貼った側面板の裏側](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton23.webp)
- 2枚の側面板の裏に両面テープを貼る
![中央板先端に揃えた側面板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton24.webp)
- 先端の面に合わせ側面板を仮止めする
➁ビスの位置に下穴をあけます。
![ビス位置に下穴をあけた側面板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton25.webp)
- 反対側の側面板まで下穴をあける
③直径6mmのダボ穴をあけます。
![ビス位置にダボ穴をあけた側面板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton26.webp)
- 深さ10mmまでダボ穴をあける
④ビス止めして板を固定します。
![中央板にビスで固定した側面板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton27.webp)
- 細ビス40mmで板を固定する
側面板の固定完了!
![中央板に固定した打付け板と側面板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton28.webp)
※ここで完成なら全体にサンドペーパーをかけて作業終了です。
6.ダボでビス頭を隠す
側面板と打付け板のビス頭を隠すためダボを埋めます。
➀直径6mmのダボを打ち込みます。
![ダボ穴に玄翁で打ち込んだダボ](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton29.webp)
- ダボ穴に玄翁でダボを打込む
➁余分なダボを切断して均します。
![はみ出た部分を切断したダボ](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton30.webp)
- はみ出している部分をノコギリで切断する
![ヤスリで均したダボの切断面](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton31.webp)
- ダボの切断面をヤスリで均す
側面板と打付け板のダボ埋め完了
![2つのダボを埋め込んだ側面板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton32.webp)
![2つのダボを埋め込んだ打込み板](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton33.webp)
7.仕上げ
全体にサンドペーパーをかけ完成です
![全体にサンドペーパーをかけたバトニング棒](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton34.webp)
インスタントコーヒーで塗装
自然な色合いがでるコーヒーで塗装しました。コーヒーのほのかな香りがGood!
![コーヒーで塗装したバトニング棒上面](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton35.webp)
![コーヒーで塗装したバトニング棒側面](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton36.webp)
インスタントコーヒーを濃いめに溶かし、塗っては乾かすを数回繰り返します。
![コーヒーで塗装したバトニング棒の上面と側面](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton37.webp)
![コーヒーで塗装したバトニング棒の下面と側面](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton38.webp)
塗装には時間がかかりますが、安く手軽にできます。
ストラップとグリップのカスタマイズ
![準備した100均のグリップテープとパラコード](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton39.webp)
- 100均商品
- グリップテープ
- パラコード(太さ4mm)
1.ストラップの取り付け
お好みの色や形のストラップを取り付けるなどカスタマイズも楽しめます。
100均のパラコードでストラップを作ります。
![通し穴に取り付けたパラコード](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton40.webp)
2.グリップのカスタマイス
グリップテープやパラコードを巻き付けることで、持ち手のグリップ力があがり、滑りにくくなります。
➀100均のグリップテープを巻き付けた場合
![持ち手に巻いた100均のグリップテープ](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton41.webp)
➁100均のパラコードを巻き付けた場合
![持ち手に巻いた100均のパラコード](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton42.webp)
SPF材バトニング棒の完成
グリップ:グリップテープ仕様
![ストラップとグリップテープを取り付けた先端側](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton43.webp)
![ストラップとグリップテープを取り付けた持ち手側](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton44.webp)
グリップ:パラコード仕様
![ストラップとパラコードを取り付けた先端側](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton45.webp)
![ストラップとパラコードを取り付けた持ち手側](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton46.webp)
実際に使用した感想
![薪割りに使用した自作バトニング棒](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton47.webp)
- ちょうど良いサイズと重さなのでバトニングしやすいです。
- ピンポイントで狙ったところへ打ち付けることができます。
- カス タマイズしたグリップが握りやすくて力が入ります。
- ミニ鉈はもちろん手斧でのバトニングにも十分使えます。
バトニングにちょうど良いサイズと形状で程よい重さもあり、思っていた以上に使いやすくて驚きました!
▼【改良版】バトニング棒の記事です。参考にしていただけたらと思います。
まとめ
![机の上に追いた自作バトニング棒とミニ鉈](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2023/03/campdiy-batonin-baton00.webp)
- SPF材(1×2)1枚で作れるバトニング棒です。
- 上面と下面の両方で打ち付けることができます。
- ナイフ〜手斧まで効率よくバトニングができます。
- 少し手間ですが、打付け板の交換も可能です。
- 安価に作れていろいろカスタマイズもできます。
バトニング棒は薪などで代用できますが、専用のものがあると効率が良く便利です。
見た目はイマイチですが、程よいサイズと重さで使いやすいバトンです。
いろいろカスタマイズして自分にあったバトニング棒を作ってみてください♪
![なな](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2020/11/de771cb6f817bf053799b2d0100cf4f0.jpg)
作るときはケガをしないように注意してね!
以上、少しでも参考になれば幸いです。
▼SPF材で自作したキャンプ道具のまとめ記事です。参考にしていただけたらと思います。
最後に…
読んでいただいた方の心に少しでも残れば幸いです。
「何かを始めなければ何も始まらない」を心がけ、ちょっとずついろいろな事に挑戦していきます。
![ぐる](https://www.gurunyi48.com/wp-content/uploads/2020/11/d1a5e83a4e3a4a7598b6b6383eda552a.jpg)
改良するところはありますが、ぜひ作ってみてください!では、また…🐾
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