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2018年からソロキャンプを続けている、腰痛ソロキャンパーの“ぐるにぃ”と申します🐾
火ばさみや手斧などを置けるテーブル付き、重い薪でもしっかり置ける丈夫な薪スタンド。
そんな一台二役の便利な薪スタンドがほしいけど最安で4,000円します💦
そこで2,000円以下の低コストで棚板付き薪スタンドをSPF材で作ったのでご紹介します!
棚板付き薪スタンドを探している方へ参考にしていただけたら嬉しいです♪
棚板付き薪スタンドの概要
スペック
- 使用サイズ:
- 薪スタンド:(約)幅650×高さ450×奥行300mm
- 棚 板:(約)幅680×縦176×板厚19mm
- 接地面幅:(約)280mm
- 収納サイズ:
- 棚板+薪スタンド:(約)横680×縦300×厚さ95mm
- 薪スタンドのみ:(約)横640×縦300×厚さ76mm
必要な材料
- SPF(1×2)材:幅38×厚さ19mm×長さ1820mm×2枚
- SPF(1×4)材:幅89×厚さ19mm×長さ1820mm×1枚
- セリアハンドル93mm古色仕上げ:2個
- 細ビス(ビス頭直径6mm):40mm×28本
- 細ビス(ビス頭直径6mm):30mm×4本
- ダボ直径6mm:4個
作業手順の概要
- 作業1必要な長さに切断
- 作業2墨付けをする
- 作業3切断面の面取り
- 作業4木工ボンドで仮止め
- 作業5下穴をあけビス固定
- 作業6ダボでビス頭を隠す
- 作業7好みの色に塗装
- 作業8完 成!
薪スタンドを作る
薪スタンドの結合部分がポイント
この薪スタンドは脚を板のすき間に入れて自立させます。
なので接合部分の位置や長さがポイントとなります。
1.必要な長さに切断
SPF(1×2)材を切断します
切断したSPF(1×2)材は薪スタンド作製に使用します。
- 600mm×4枚
- 300mm×2枚
- 260mm×1枚
SPF(1×4)材を切断します
長さ300mmだけ切断して薪スタンド作製に使用します。
- 300mm×1枚
- 木口幅の中心を木目方向に線を引く。
- 中心線に沿って2枚に切断する。
- 300×42mm×2枚
2.墨付けをする
基準線を墨付けします
長さ600mmに切断したSPF(1×2)材に基準線を引きます。
- 長さ600mm(脚部)の木端(幅19mm)に基準線を設ける。
- 左木口から400mm、右木口から200mmの位置に線を引く。
- 4枚の両木端すべて同様に行う。
基準線200mmは、薪スタンドの脚が結合する位置です。
脚の接地部分の墨付けをします
- 基準線200mm側の端に墨付けする。
- 30×30mm、角度45度の位置に線を引く。
- 4枚すべて同様に行う。
※すべて斜めに切断すると角の部分の強度が弱くなるため数ミリ残します。
3.脚の接地部分を切断
脚の接地部分を線に沿って切断します
- 4枚すべて切断する。
4.切断面の面取り
切断面の縁をすべて面取りをします
※面取りしないと欠けてくるので必ず行いましょう!
5.木工ボンドで仮止め
木工ボンドで木材を仮止めします
幅300mmスタンド(表側)
- 使用木材
- SPF(1×2)材:600mm×2枚(脚部)/300mm×1枚(上部)
- SPF(1×4)材:300×42mm×1枚
- 木材の固定位置
- SPF(1×2)材の長さ600mm×2枚と300mmを固定します。
- 基準線(200mm)から38mmの位置に300×42mmの木端を合わせ固定します。
- 「38mm」は幅260mmスタンドの脚の太さです。
幅300mmスタンド(裏側)
- 使用木材
- SPF(1×4)材:300×42mm×1枚
- 木材の固定位置
- 基準線(200mm)の位置に300×42mmの木端を合わせ固定します。
幅260mmスタンド(表側)
- 使用木材
- SPF(1×2)材:600mm×2枚(脚部)/260mm×1枚(上部))/300mm×1枚
- 木材の固定位置
- SPF(1×2)材の長さ600mm×2枚と260mmを固定します。
- 基準線(200mm)から57mmとSPF(1×2)材300mmの木端を合わせます。
- さらに幅260mmの中心とSPF(1×2)材300mmの中心を合わせて固定します。
- 「57mm」は脚の太さ38mmと板厚19mmを足した寸法です。
仮組して最終確認をします
※仮止めしたスタンドを組み立て・収納して不具合がないかチェックします。
6.下穴をあけビスで固定
- 木口から10mm、両木端から10mmの位置に下穴をあける。
- 下穴をあけた位置をビスで固定する。
幅300mmスタンドのビス固定位置
幅260mmスタンドのビス固定位置
7.薪スタンドの完成!
薪スタンドの組立
- 組立サイズ:(約)幅650×高さ450×奥行300mm
- 接地面幅:(約)280mm
薪スタンドの収納
- 収納サイズ:(約)横640×縦300×厚さ76mm
棚板(長さ680mm)を作る
棚固定板の取付位置がポイント
この棚固定板は薪スタンドの内側に取り付けます。
棚固定板が薪スタンドの脚にぶつかりズレ落ちません。
1.必要な長さに切断
SPF(1×4)材を切断します
- 木口を揃えるため切り落とす長さ(10mm)を足す。
- 棚板680mm+(10mm×2)=700mm×2枚
- 2枚合わせた幅を測る。(実寸176mm)
2枚を合わせ1枚の板にしてから端を切り落とし木口を揃えるので、切り落とす分の長さを両端に10mmずつ足します。
SPF(1×2)材を切断します
- SPF(1×4)材2枚分の幅176mmに切断する。
- 幅260mmスタンド側の棚固定板を138mmに切断する。
- 176mmー(板厚19mm×2)=138mm
2.切断した板を1枚にする
切断した2枚の板を1枚にします
長さ700mmに切断した2枚のSPF(1×4)材を合わせて1枚の板にします。
- 木端に木工ボンドと両面テープをつける。
- さしがねを角にあて木口を揃える。
3.墨付けをする
合わせた板に中心線を墨付けします
- 揃えた木口から350mmの位置に直角線を引く。
棚板の長さ(680mm)を墨付けします
- 板の中心線から左右340mmに直角線を引く。
棚固定板の位置を墨付けします
- 板の中心線から左右282mmに直角線を引く。
4.合わせた板の両端を切断
棚板の長さ(680mm)に切断します
- 板の中心線から左右340mmの位置を切断する。
- ハンドルを取り付けるため木口を揃える。
5.木工ボンドで仮止め
棚固定板が薪スタンド内側に入るよう取り付けます
- 棚固定板176mmは、幅300mmスタンド側に取り付ける。
- 棚固定板138mmは、幅260mmスタンド側に取り付ける。
薪スタンドに仮組して最終確認をします
6.下穴とダボ穴をあける
ビスの位置を墨付けします
- 幅300mmスタンド側:両木端から15mm、木口から67mm
- 幅260mmスタンド側:両木端から35mm、木口から67mm
下穴とダボ穴をあけます
- 下穴をあけ直径6mmのダボ穴をあける。
- 他の箇所も同様に行う。
7.ビス固定しダボ埋めする
ビス30mmで固定しダボを打ち込みます
- ビス30mmで固定しダボを打ち込む。
- 他の箇所も同様に行う。
はみ出したダボを切断し均す
- はみ出したダボをノコギリで切断する。
- 切断した表面をヤスリで均す。
- 他の箇所も同様に行う。
8.棚板の完成!
- 棚固定板がストッパーとなり棚板はズレ落ちません。
塗装して木材を保護
塗装して木材を保護します
- サンドペーパーで全体を均してから塗装する。
- 塗料の色はお好みで♪
ハンドルの取り付け
棚板の木口中央にハンドルを取り付けます
- 下穴をあけて付属のビスで固定する。
- 反対側も同様に行う。
SPF材で作製した棚板と薪スタンドの完成!
まとめ
- 焚き火道具をまとめて置けるので便利です。
- ランタンポールも取り付けできます。
- ハンドルはアイアンバーとしても使えます。
- カラビナやフックを付ければ道具を吊るせます。
- ハンドルが付いているので棚板の上げ下げもラクです。
- 棚板を下に置けばちょっとしたローテーブルにもなります。
- 木材が不足しないよう板取寸法をよく確認してください。
- 棚板のダボが必要なければビス40mmで固定するだけです。
- SPF材は耐水性が低いので防腐用の塗装がおすすめです。
ランタンや蚊取り線香などを置いたり吊るしたりと使い方もいろいろ!
さらに100均アイテムを組み合わせれば使い方の幅も広がります。
自分のキャンプスタイルに合わせてアレンジしてみてください♪
作るときはケガをしないように注意してね!
以上、少しでも参考になれば幸いです。
▼SPF材で自作したキャンプ道具のまとめ記事です。参考にしていただけたらと思います。
最後に…
読んでいただいた方の心に少しでも残れば幸いです。
「何かを始めなければ何も始まらない」を心がけ、ちょっとずついろいろな事に挑戦していきます。
改良するところはありますが、ぜひ作ってみてください!では、また…🐾
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