- 自分にあった専用のバトニング棒がほしい
 - 価格が安いバトニング棒を探している
 - SPF材でバトニング棒を作ってみたい
 
数多くのサイトの中から訪問していただき、ありがとうございます。
2018年からソロキャンプを続けている、腰痛ソロキャンパーの“ぐるにぃ”と申します🐾

バトニング棒はその場にある薪で代用されていますか?
薪を小さくするために欠かせない道具の一つがバトニング棒(バトン)です。
薪でもバトニングはできますが、形や長さがまばらで力がうまく伝わらなかったり手を痛めたりします。
そんなとき、専用のバトニング棒があるととても便利です!
でも適した木を探して削るのも大変そう、かといって数千円で買うのもちょっと抵抗が…
そこでスギより硬さがあり、加工しやすく価格も安いSPF材で自作したバトニング棒をご紹介します。
手頃なバトニング棒を探している方へ参考にしていただけたら嬉しいです♪
SPF材バトニング棒のスペック


- サイズ:全 長:250mm
- 打付け部分:縦76✕横57✕130mm
 - 持ち手部分:縦38✕横19✕120mm
 
 - 重 さ:約0.3kg
 
準備するもの
必要な材料

- SPF材(1✕2):
- 幅38✕厚さ19mm
 - 長さ910または1820mm
 
 - 細ビス(ビス頭直径6mm):
- 30mm✕4本
 - 40mm✕2本
 
 - ダ ボ:直径6mm✕6個
 
使用する道具
- インパクトドライバー
 - さしがね
 - ノコギリ
 - 玄翁
 - ヤスリ・サンドペーパー
 - 下穴ドリル(直径1.5mm)
 - 木工ドリル(直径10mm)
 - ダボドリル(直径6mm)
 - 両面テープ(幅15mm)
 - マスキングテープ
 
作業手順の概要
- 作業1切 断
必要な長さに切断する
 - 作業2墨付け
ビスと通し穴の墨付け
 - 作業3穴あけ
ひもを通す穴をあける
 - 作業4ビス止め
ビス止めして固定する
 - 作業5ダボ打ち
ダボでビスの頭を隠す
 - 作業6完 成
ひもを通して完成
 
SPF材バトニング棒を作る
1.SPF材を必要な長さに切断
SPF材を250mm✕1枚と130mm✕4枚の長さに切断します。
➀寸法の長さにさしがねで直角線を引きます。

➁ノコギリでSPF材を切断します。
- 250mm✕1枚
 - 130mm✕4枚
 
③木口表面を軽くヤスリ掛けます。

④木口の縁をヤスリで面取りします。

面取りしないと欠けてくるので必ず行いましょう!

- 合計の長さ:770mm
- 中央板:250mm✕1枚
 - 打付け板:130mm✕2枚
 - 側面板:130mm✕2枚
 
 
2.ビスとひも通し穴の位置を墨付け
➀打付け板にビスを打つ位置を墨付けします。

- 上下端から19mmと左端から20mm、右端から25mmに墨付けする
 - もう1枚も同様に行う
 
➁側面板にビスを打つ位置を墨付けします。

- 上下端から19mmと左右端から30mmに墨付けする
 
③中央板にひもを通す穴の位置を墨付けします。

- 上下端から19mmと端から20mmに墨付けする
 - 反対側も同様に行う(ひも通し穴は直径10mm)
 
3.ひもを通す穴をあける
➀下穴をあけマスキングテープを貼ります。

- ビスの位置に下穴をあける
 - 下穴周辺にマスキングテープを貼る
 - 反対側も同様に行う
 
➁直径10mmの木工ドリルで穴をあけます。

- 片側から深さ10mmほど穴をあける
 

- 反対側からも穴をあけ貫通させる
 

- サンドペーパーで穴の縁を面取りする
 
4.上下の打込み板をビス止め
➀板の中心に印を付けます。

- 中央板木口と打付け板両端の中心に印を付ける
 - 反対側の木口ともう1枚の打付けも同様に行う
 
※打付け板の向きに注意!

- 上面の向き:端から25mmにビス位置がある打付け板
 

- 下面の向き:端から20mmにビス位置がある打付け板
 
➁両面テープで仮止めをします。

- 中央板(打込み部分)木口に両面テープを貼る
 

- 持ち手側(中央板)の中心線と打付け板の中心を合わせる
 

- 先端(中央板)の中心と打付け板の中心を合わせる
 
③ビスの位置に下穴をあけます。

- 中央板まで届くように下穴をあける
 
④直径6mmのダボ穴をあけます。

- 深さ10mmまでダボ穴をあける
 
⑤ビス止めして板を固定します。

- 細ビス30mmで板を固定する
 
打付け板の固定完了!

※この状態では軽すぎるので側面板で重くします。
5.左右の側面板をビス止め
➀側面板に両面テープを貼ります。

- 2枚の側面板の裏に両面テープを貼る
 

- 先端の面に合わせ側面板を仮止めする
 
➁ビスの位置に下穴をあけます。

- 反対側の側面板まで下穴をあける
 
③直径6mmのダボ穴をあけます。

- 深さ10mmまでダボ穴をあける
 
④ビス止めして板を固定します。

- 細ビス40mmで板を固定する
 
側面板の固定完了!

※ここで完成なら全体にサンドペーパーをかけて作業終了です。
6.ダボでビス頭を隠す
側面板と打付け板のビス頭を隠すためダボを埋めます。
➀直径6mmのダボを打ち込みます。

- ダボ穴に玄翁でダボを打込む
 
➁余分なダボを切断して均します。

- はみ出している部分をノコギリで切断する
 

- ダボの切断面をヤスリで均す
 
側面板と打付け板のダボ埋め完了


7.仕上げ
全体にサンドペーパーをかけ完成です

インスタントコーヒーで塗装
自然な色合いがでるコーヒーで塗装しました。コーヒーのほのかな香りがGood!


インスタントコーヒーを濃いめに溶かし、塗っては乾かすを数回繰り返します。


塗装には時間がかかりますが、安く手軽にできます。
ストラップとグリップのカスタマイズ

- 100均商品
- グリップテープ
 - パラコード(太さ4mm)
 
 
1.ストラップの取り付け
お好みの色や形のストラップを取り付けるなどカスタマイズも楽しめます。
100均のパラコードでストラップを作ります。

2.グリップのカスタマイス
グリップテープやパラコードを巻き付けることで、持ち手のグリップ力があがり、滑りにくくなります。
➀100均のグリップテープを巻き付けた場合

➁100均のパラコードを巻き付けた場合

SPF材バトニング棒の完成
グリップ:グリップテープ仕様


グリップ:パラコード仕様


実際に使用した感想

- ちょうど良いサイズと重さなのでバトニングしやすいです。
 - ピンポイントで狙ったところへ打ち付けることができます。
 - カス タマイズしたグリップが握りやすくて力が入ります。
 - ミニ鉈はもちろん手斧でのバトニングにも十分使えます。
 
バトニングにちょうど良いサイズと形状で程よい重さもあり、思っていた以上に使いやすくて驚きました!
▼【改良版】バトニング棒の記事です。参考にしていただけたらと思います。
まとめ

- SPF材(1×2)1枚で作れるバトニング棒です。
 - 上面と下面の両方で打ち付けることができます。
 - ナイフ〜手斧まで効率よくバトニングができます。
 - 少し手間ですが、打付け板の交換も可能です。
 - 安価に作れていろいろカスタマイズもできます。
 
バトニング棒は薪などで代用できますが、専用のものがあると効率が良く便利です。
見た目はイマイチですが、程よいサイズと重さで使いやすいバトンです。
いろいろカスタマイズして自分にあったバトニング棒を作ってみてください♪

作るときはケガをしないように注意してね!
以上、少しでも参考になれば幸いです。
▼SPF材で自作したキャンプ道具のまとめ記事です。参考にしていただけたらと思います。
最後に…
読んでいただいた方の心に少しでも残れば幸いです。
「何かを始めなければ何も始まらない」を心がけ、ちょっとずついろいろな事に挑戦していきます。

改良するところはありますが、ぜひ作ってみてください!では、また…🐾

 


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